2.株分け
苗床から掘り起こし、植付けように7〜8本ぐらいずつに株を分けます。株の丈を約20cmに切り揃え、本田に植付けの準備が整います。
3.い草植付け
11月中旬〜12月に水を張った水田に植えられます。株間は15〜18cm位の正方形または、18〜15cm位の長方形になるように植付けられます。
4.先刈り
4月中旬〜下旬、生長しているい草を地上から約45cmの高さに刈り揃えます。先刈りの効果は、①成育を整える。②先枯れを少なくする。③着茎を少なくする。④早期倒伏を防ぐ。⑤品質を向上させる。一種の若返り法です。
5.網掛け
5月上旬に、倒伏防止のために網掛けを行います。い草は茎が細長いため、草丈が1〜1.2mになると自然に倒伏します。早く倒伏すると茎の伸長や分けが悪くなり、病気の発生や品質低下を招きます。倒伏防止は茎を垂直に保ち均一に成育させる効果があります。
6.刈り取り
6月上旬〜7月中旬に刈り取りをします。刈り取り時期は茎が充実、色、堅さ、弾力性が適度になった時の作業。労力と技術を要し大変です。
7.泥染め
刈り取られたい草は、その日のうちにい草独特の色、香り、光沢を出すため、天然染土を使って泥染めを行い、その後、乾燥させます。
8.乾燥
①天日乾燥…泥染めされたい草をその後の田圃に並べ、太陽光により約2日かけて乾燥させます。
②火力乾燥…泥染めされたい草を火力により約12〜13時間かけて乾燥させます。
9.選別
選別機で様々な長さにい草を設定し、その長さで選別していきます。
10.織り
乾燥させたい草は、長さごとに選別し、傷、太さのチェックをして畳表に織り上げていきます。
11.仕上げ
乾燥させたい草は、長さごとに選別し、傷、太さのチェックをして畳表に織り上げていきます。
12.出荷
検品センターにおいて、一枚ずつ厳しく検品され、合格した製品だけを出荷します。